専修大学・一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会
協力団体:特定非営利活動法人 フードバンク大田
一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(略称:SFA/代表理事:入江満美、以下、本協議会)は、東京都の大学研究者による事業提案制度により採択された専修大学提案「未来を担う子どもたちへの食品寄贈事業」の一環として、今回は、東京都内で開催される大型イベント開催時に発生する食品ロス食材を、おいしいまま、食を必要とする方々を支援している団体にて活用いただくため、2025年9月に開催された「東京2025世界陸上」において、地域団体等と連携した余剰食品の活用に関する実証を行いました。
競技・練習会場である国立競技場や都内各練習会場等で選手・スタッフ用に提供された、まだおいしく食べられるバナナを、本協議会は大会期間を含む約2週間、大田区を中心に活動する特定非営利活動法人(以下、NPO法人)フードバンク大田の協力を得て、各会場におけるバナナの回収から活用までのマッチング・配送を実施しました。都内の社会福祉協議会・フードバンク・子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体約40団体において約3900本(重量約730kg)のバナナが活用されました。
通常、こうしたイベント会場で発生する余剰食品の数量を事前に予測することが難しいことから、余剰食品の回収から活用まで行うことは難しいのが実情です。また、仮に余剰分を把握することができてもどこが必要としているかわからない、またマッチング等に労力がかかり対応できないケースが多く、ほぼ廃棄するしかない状況でした。
今回、SFAとNPO法人フードバンク大田が連携し、余剰発生から活用までの動きを即日で対応できる体制を構築するとともに、都内の約40拠点の都内社会福祉協議会やフードバンク、子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体の理解・協力を得ることで実現できました。
これらの団体からは、「甘くておいしい!」「子どもたちが喜んで食べています。ありがとうございます。」「子どもたちだけで手軽に食べることができる栄養価の高いバナナはありがたい」といった声をいただくことができました。
今回の実証で成功した取組スキームは、大規模なイベント時における余剰食品の活用に関する貴重な先例となり、 SFAも参加して策定された消費者庁の「食品寄附ガイドライン」(2024年12月公表)のブラッシュアップを図ることに大きく寄与するものと考えます。
SFAは、引き続き食品ロスにおける課題の解決や“地域共生社会”の実現に向け貢献してまいります。
