一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会は、専修大学が受託した東京都大学提案事業「未来を担う子どもたちへの食品寄贈事業」の一環として、子ども支援・福祉団体に通う子どもたちに向け、健やかな成長に必要な“食”や“職を通じた体験”“地域との関係性”を届ける「こどもスマイリング・プロジェクト職業体験型食育プログラム」の提供を進めています。
この活動の一環として、10月26日(土)、本プロジェクトの趣旨に賛同する協力企業であるワタミ株式会社、有限会社ワタミファーム、カミチクグループ、公益財団法人Save Earth Foundation)が先生役となり、東京都の大田区エリアの子どもの居場所・活動団体に通う子どもたち18名に向け、農業や 林業、エシカル消費を学ぶ「こどもフードエシカルマスター講座」を開催しました。
ワタミ株式会社は持続可能な農業の学びとして有機農場で野菜を収穫しそれを食す体験と、林業の必要性を 学ぶ枝切りや間伐体験を実施、カミチクグループは農業体験で収穫したにんじんをつかったカレーの具材として肉の提供と畜産業についての学びを、ワタミファーム山武農場及び日向の森にて開催しました。
当日は、有機農法や野菜の育ち方について学び、にんじん、落花生、葉物野菜の収穫に挑戦、食肉に関する食育プログラムとして、蓄産から食肉加工・食卓に上るまでの流れについて学び、実際に収穫した 野菜と国産肉を使ったカレーライスを食べました。
午後からは、日向の森で林業の仕事についてのお話を聞いた後、全員でロープを引いて高さ約20mの大木を倒す間伐体験を行った後、体験の思い出に記念樹を植樹しました。
子どもたちは、「これからは食べ残しをしないようにしようと思った。」「見たことないくらい大きい野菜にびっくりした。」などと笑顔で語ってくれました。
今回の協力企業、ワタミ株式会社の百瀬則子さんは、「子どもたちが野菜収穫の際に、有機の土を触ったり、森を守るために間伐したり、生き物を触ったりすることで、自然っていいなと思ってくれたら、きっと自然を大切にしてくれると思います。」と語りました。
SFAこどもスマイリングプロジェクトでは、 「職業体験型食育プログラム」の提供を通じ、食品企業の様々な取り組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指し、支援の輪を広げる活動を推進していきます。
協力企業:ワタミ株式会社、有限会社ワタミファーム、カミチクグループ、公益財団法人Save Earth Foundation