NEWS 2024.06.25

【東京都大学提案事業】品川区内の子ども食堂へ安心安全に良心をお届けするフードドライブの実施を支援しました。

一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会は、東京都大学提案 専修大学受託事業「未来を担う子どもたちへの食品寄贈事業」において、一般の方々の良心のこもった寄贈食品を子どもたちに寄贈する「フードドライブ」の実施を促進するため、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社のグループ会社、株式会社阪急阪神百貨店(本社:大阪府大阪市)が運営する阪急百貨店大井食品館(東京都品川区)が、関東で初めて開催するフードドライブ活動を支援しました。
フードドライブとは、家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域のフードバンク等の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等に寄付する活動のことです※環境省 フードドライブ実施の手引きより引用

昨今フードドライブ活動は多くの自治体や社会福祉協議会、そして多くの企業が窓口となり積極的に実施され、支援の輪が広がっています。その一方で回収品(寄贈食品)のミスマッチや対象外食品の寄付、食品事故への懸念や食品の検品・集計・運搬の負担など課題も多く聞かれます。

株式会社阪急阪神百貨店にとって関東エリア初の開催となる今回のフードドライブ活動は、阪急百貨店大井食品館が6月15日(土)・16日(日)の2日間実施しました。
両日とも正午~午後4時に、店舗内特設会場において、お客様がご家庭からお持ちになった寄贈食品を社員が対面式で受け取る安心安全なフードドライブ活動を行いました。受け取った食品は社員が検品・集計を行い、活動に賛同された社会福祉法人品川区社会福祉協議会にお届けし、品川区の子どもたちを支援する子ども食堂のネットワークの事務局を担う品川区社会福祉協議会を通じて、最適なマッチングによる寄贈が実現しました。
地域の中で、それぞれが役割を担い、良心のこもった寄贈食品を、必要とする子どもたちや支援団体に地域の社会福祉協議会を通じて寄贈する本スキームを、当団体でもぜひ啓発・普及し、推進していきたいと考えています。




SFAでは2021年は加工食品、2022年は日配品といった多様な食品の寄贈実証を通じて、子ども支援・福祉団体の寄贈ニーズに合わせた配送方法で夏・冬休みに食を必要とする子どもたちに食品寄贈を推進してきました。
2023年はマッチング機能に基礎自治体、仕分け・配送を地域の就労継続支援B型事業者と協働で実現するなど、地域共生型食品寄贈スキームの構築と、様々な食品寄贈の在り方を検証し、推進しています。
今後も、本取り組みをモデル事業として普及し、食品寄贈における課題の解決や“地域共生社会”実現に向けた貢献を進めてまいります。

【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会事務局 担当 山﨑・国友
お問い合わせ:info@j-sfa.net